アトリエ・ゆう 30年を祝うつどい
11月23日(勤労感謝の日) ソニックシティ市民ホール401集会室において30年を祝うつどいが、
14時から行われました。午前中は大降りの雨で心配しましたが、昼ごろにはすっかり晴れ上がりま
した。
ニックの比嘉千賀先生と、元県議会議員の岡真智子先生に温かい祝辞をいただきました。また山下
英三郎先生が、長野から講演に来てくださいました。
大人は子どもの話をよく聞くこと。上から目線でなく、一緒に考えること周囲
の評価より子どもの考えを大切にすること
子どもを否定するのでなく、誰でも可能性を持っていることを教える
という言葉でした。
大人は、どうしても常識や正論で、絶対に間違ってはいないだけに、子どもの話をよく聞かずに、
自分の意見を押し通すことが多いのです。このことが、ほとんどの問題を複雑にしているのではない
かと、私も長いことアトリエ・ゆうに関わってみて、よくわかりました。
休憩後、檜皮美香さん、和嶋三智明さん、都築広臣さんの体験談を聞き、その他にも若者たちの話
を聞きましたが、すっかり大人になって、社会人として頑張っている様子に、我がことのようにうれ
しく思いました。
つどいが始まった頃は、以前アトリエ・ゆうに来たお母さんたちが少なくて、ちょっと寂しい思い
をしましたが、成長した若者たちの話を聞いているうちに、若者たちの方が、多く参加してくれたと
いうことは、アトリエ・ゆうが悩みを抱えた若者たちの居場所として、少しはお役に立てていたのだ
と気が付き、ほっとしました。
アトリエ・ゆうは、資格を持っている方はわずかで、ほとんどが子育て中で、同じ体験をしている
お母さんたちが、ボランティアとして、お話を聞いていますが、それが効を奏していたのではないか
と思います。
相談しに来た人の悩みを、じっくりと聞いて、そしてスタッフが自分で出来ることを、無理をしな
いで協力しあってきたからこそ、ここまで続けてこれたのではないでしょうか?
つどいの後半は、代表の本居さんの、和気あいあいとした進行で、思い出に残る、楽しいつどいに
なりました。
夕方5時から、アトリエ・ゆうに移動して、20名程の若者を中心に懇親会が開かれました。