去る3月14日に開催されたアトリエ・ゆう学習会において、フリースクール
全国ネットワークのスタッフさん(Mさん)をお招きし、2016年12月に成立した
「教育機会確保法」についてご説明頂きました。
この法律は、不登校の子はもちろん、ブラジルなど外国から日本に来た子に
とっても、普通の学校だけでなく様々な場所で心身を育む機会が得やすくなる
画期的なものです。
ただ、まだまだフリースクール全国ネットワークなどの支援者にとっては納得
しがたい箇所もある法律の為、4年後の改正に向けて進んで行きたいとのこと
でした。
また、アトリエ・ゆうスタッフの希望で、Mさん自身のこれまでの歩みを教えて
頂きました。お話によると、Mさん自身も不登校を経験されておられる方で、
子どもの時は先生との関係や学校そのものに対して色々と苦労されてきた
ようでした。しかし、不登校後に利用されたフリースクールでの体験や、
ご家族の支えなどが力になり、そしてもちろんMさん自身の取組みによって
様々な縁が繋がり、現在フリースクール全国ネットワークのスタッフとして
Mさんは尽力されているとのことでした。
この、“縁が繋がる”というMさんの話は私自身にも重なるところが感じられ、
とても共感を覚えました。私も不登校後のもがきの末に手に入れた、不思議な
縁によって今ここにいると感じています。
“縁”は何時訪れるか誰にも分かりません。だから、そのチャンスを獲得できる
まで“その子自身”が生き続けられるように保護者や支援者は見守ってあげない
といけない、ということを改めて感じた1日になりました