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  2018年 5月号  「新緑の季節に寄せて」 

  

   新緑の美しい季節になりましたが、朝晩はひんやりしているのに、
 日中は暑くて年長者は熱中症に気を付けなければならないようです。
 寒暖の差が激しいためか、だるい日が続いています。今からこの暑
 さでは、真夏はどうなるのか心配です。

 アトリエ・ゆうは、昨年の11月に「30年を祝うつどい」を開催す
 ることが出来ました。不登校の子どもを持つお母さんたちがスタッフ
 として、臨床心理士や精神保健福祉士の人たちに支えられながら、
 細々ながらもここまで継続してこられたのは、沢山の人たちのご支援
 とご協力のお陰と、感謝申し上げます。

  不登校の問題を理解するのは、非常に難しいため、毎年2回講演会を
 開きながら、スタッフも会員の人たちと共に学んできました。

今の時代、不登校や引きこもりの若者たちのための居場所やフリースペ
 ースは、どうしても必要な場所です。全国にはこの若者たちのための
 サポート校、塾、病院やフリースペースでも会費の高額の所は結構あり
 ます。

     特にアトリエ・ゆうのように、安い会費で、誰でも気軽に通ってきて、
 同じ悩みを持つ人たちと交流しながら、自分のペースで心を休められる
 場所は、少ないと思います。

    そういう意味で、出来るだけ長く居場所を続けることが、必要だと思
 っています。

    しかし、問題があります。

アトリエ・ゆうを維持するためには、今まで助成金制度(国、県、市、
 会社など)を利用して申請したり、会員だけでなくスタッフも支援金を
 出し合ったり、年
2回(510月)蚤の市(バザー)を開いたり、コスタ
 リカのコーヒーやインドネシアのこんにゃくの販売など、何とか頑張って、
 活動資金を工面する努力を重ねてきました、が、ここの所毎年、赤字が
 続いていて先行きが心配の状況です。

   そんな時に今年の2月頃、大宮社会福祉協議会の主任さんのお声掛けで、
 大宮ロータリークラブが毎年社会貢献活動をしていて、
6月末で今年度の
 活動は終了するので、
5月の蚤の市に協力して下さることになりました。

     5月の20日(日)は、大宮ロータリークラブ協賛の、アトリエ・ゆう 
 30
周年記念の蚤の市が行われました。大宮ロータリークラブでは蚤の市の
 チラシ配布、品物の搬入作業など、積極的に協力して下さり、社協でも
 集客に力を入れていただきました。
 
  日曜にも拘わらず、それぞれの人たちが、暑い中を協力して下さった
 お陰で、いつもの売り上げ(寄付金を含む)の
2倍以上にもなりました。
 皆さま本当にありがとうございました。

  皆さまのご支援の励みにしながら、若者たちのためばかりでなく、大人
 の居場所としても、これから、アトリエ・ゆうをなるべく長く続けていく
 必要があると、あらためて思いました。


                        
            

 
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